「みんな私を選んで来てくれた」次々と猫がやってきて5匹の保護猫と家族に【猫の里親体験談/山梨】
小さな頃から「動物と話がしたい」と願い続けるねこぱんさん。運命的な出会いをした5匹の保護猫といっしょに暮らすねこぱんさんに、猫に囲まれた生活について聞いてみました。
保護猫を迎える選択肢しかなかった
ある野良猫との出会いが、保護猫と暮らすきっかけになったんだそうです。
「人懐こい野良猫のお世話をしていたのですが、東京から山梨に転居することになってしまって。いろいろ考え、その子を家猫として迎え入れることにしたんです」
野良猫ちゃんとの出会い、引っ越しのタイミング……さっそく運命を感じてしまいました。
「昔から動物が大好きで、犬猫の殺処分問題にも関心があったんです。だから、ペットを飼うなら保護猫、という選択肢しか考えていませんでした」
猫ブームといわれていても、猫の殺処分数はまだまだ多いです。
「人間がそれ以外の動物を殺していいなんて、それは本当に正しいことなんでしょうか? 犬も猫も同じ命……そりゃ、肉も魚も食べますけどね。ただ、邪魔だから、かわいくないからといった理由で殺していい命なんてあるわけないじゃないですか」
そうですね、人間の都合で命が失われるのは悲しいことです。
「いずれペットショップが廃止になって、保護された子たちだけを飼うという制度になればいいのに、と願っています」
個性豊かな5にゃんとの出会い
いっしょに山梨にやってきた猫ちゃんが亡くなったときに出会ったのが、長女のぷっちちゃんだったそうです。
「お世話になっていた動物病院に行ったら里親募集の張り紙があって。命日と保護された日が同じで運命を感じました」
本当に運命としか思えないっ!
ぷっちちゃんを迎え入れてからというもの、ねこぱんさんの元に次々と保護猫がやってきます。
「長男のハッチは同居人の職場の庭に迷い込んできた仔猫。即決で我が子になりました。次女のメエは、里親募集のサイトを何気なく見ていたら、長女のぷっちにそっくりな子を見つけて。運命を感じて我が子になりました」
ぷっちちゃん、ハッチちゃん、メエちゃんはみ~んなキジトラ。これもご縁かな?
「次男のわらび、三女のこごみは家の前のゴミ捨て場で迷子になっていました。まだ300グラムほどと小さく、近くに親猫がいないかと様子を見ていましたが現れず。2匹だけで寒空の下をうろうろしていたので保護しました」
危ないところだったんですね。ねこぱんさんに見つけてもらえてよかった。
「初めは里親を探したのですが、この人なら!と思える人に出会えず。いっそ家族に……といつの間にか5匹の親になっていました」
ねこぱんさんは猫ちゃんそれぞれの性格をよく理解して、適度な距離感で付き合うようにしているそう。それが猫ちゃんと暮らすコツなんだとか。
「長女はおっとりした優しい子。ご飯を食べる時にタプタプしたお腹をモミモミされながら食べるのが大好きで、私を呼びに来ます(笑)
長男は究極のツンデレくん。いちばんママっこだけど、それを他の子に気づかれないように、こっそり私に甘えてきます。
次女はお世話好きで、みんなの毛繕いをして回っています。人間が苦手で触ろうとするとすごい勢いで逃げるけど、朝だけは甘えてきます。
次男は超絶人たらしの甘えんぼ。どこへでもついてきて、お腹を出して寝そべり、なでて〜と猛アピール。
三女はすばしっこく、おもちゃを投げると咥えて持って来る遊びが大好き。小さいのに、いちばん食い意地がはっています」
本当に個性豊か! 猫ちゃんそれぞれに付き合い方があるんですね~
事件は突然に!
ママ大好き!な長男くん、脱走事件があったそうです。
「夜中にマンションの通路側の窓を網戸にして少し開けていたところ、網戸を開けて外に出てしまって」
夜中の脱走!!
「朝、気づいた私が外に出て名前を呼ぶと『なあああおおおおおおおおおん!!!』と切ない声が。うちは3階なのですが、1階の別のお宅の網戸を必死で開けようとしたらしく、外してしまっていました」
すぐに見つかってよかった~
「大至急、全部の網戸にロックを付けました」
猫ちゃんの脱走は本当に冷や冷やしますよね。
「ウンチの中に白い細長い虫がいるのを発見したこともあって。慌てて病院に行ったら、靴下のゴムだった……糸状のものは飲み込むと危険だとわかっていたのに、イタズラをしていて誤飲してしまった様で。誤飲・誤食には、本当に気をつけなければいけませんね」
多頭飼いならではの……
5匹の猫ちゃんに囲まれた暮らし、とても羨ましいシチュエーションですが困ったことはありますか?
「新しい猫がくると先住猫は少なからずストレスが掛かるようで……膀胱炎になったり、嘔吐の回数が増えることはありました」
それは心配ですね……
「必ず年功序列でご飯をあげて、『かわいいね』と声を掛けるのも上の子から順番にしています」
ストレスは目に見えないから、気を使ってあげないといけませんね。
「身体の具合が悪くても、猫は自分で言えないので……そこは細心の注意を払っています。病院で検査をしてもらったり、少しづつ先住猫と会わせて慣れさせるようにしたり、多頭飼いならではの苦労はありますね」
猫ちゃん同士は仲良くなりましたか?
「暮らしていくうちに段々と猫同士が打ち解けあっていって、そんな様子がとても心温まります。長女は噛みつき癖があって、よく足を噛まれていたのですが、長男がやって来ると、急にお姉さんになって噛まなくなりました。長男はチビ猫たちが近付くとすかさず猫パンチしてシャーッ!と怒っていたのですが、今は一緒に遊んでいます」
とても微笑ましくって、ニヤニヤしちゃいました。多頭飼いは苦労もあるけど、猫ちゃん同士が遊んだり、寝たりする姿も楽しみですね。
愛ともふもふの穏やかな暮らし
ねこぱんさんにとって、5匹の猫ちゃんはどんな存在ですか?
「心の支え。癒し。我が子。ですね」
愛情たっぷり、幸せな様子が伝わってきます。
「5匹の猫との暮らしが、とても穏やかで、暖かくて、でも忙しさもあって……すべてが本当に幸せだなと感じています。こんな幸せをくれた猫たちにこれからも深い愛情を注いで、敬意を払ってお世話をして、時にはもふもふっ!とさせていただきながら仲良く暮らしていきたいです♡」
もふもふさせていただく(笑)
最後に、これから保護猫の里親になる方にメッセージをお願いします。
「きっと、猫ちゃんはあなたのことをちゃんと選んで来てくれます。そのことを忘れずに、愛情を持って育ててあげてくださいね!」
ねこぱんさんのところに来た猫ちゃんたちは、ねこぱんさんを選んでやって来たんですね。愛情たっぷりの暮らし、私も癒されちゃいました。
飼い主:ねこぱん
山梨県在住|猫飼育歴:10年
自他共に認める猫好き・動物好き。仕事では保育士として人間の子供たちのお世話、家では5匹の猫兄妹のお世話、と毎日楽しく忙しく働いています。
愛猫:長女ぷっち(6歳)、長男ハッチ(4歳)、次女メエ(9か月)、次男わらび(6か月)、三女こごみ(6か月)
猫種:キジトラ、わらびのみ茶トラ
好きなもの:ちゅーる、ねこ草、チアにゃん(おもちゃ)
特徴:キジトラ4匹は微妙に色味が違って、体型も全然違います。
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