あの超有名企業が積極的に取り組む猫のCSR活動とは【#とろねこチャレンジって何?】
突然ですが、「猫バンバン」って聞いたことがありますか?
私はSNSで見かけて知ったのですが、車に乗る前にボンネットをバンバンして、猫ちゃんを追い出すことを言うそうです。車のエンジンルームやタイヤの間に猫ちゃんが入り込み、気づかずに巻き込んでしまう…そんな事故を防ぐための思いやりから生まれた言葉です。
寒い季節になると話題になる「猫バンバン」。実は日産自動車が発信する、外で暮らす猫ちゃんのためのプロジェクトなんです。あの超有名企業がなぜ野良猫をサポートしているのでしょうか。
今回はちょっと視点を変えて、超有名企業と猫のCSR活動に注目してみます。
CSR活動とは
日産自動車の「#猫バンバンプロジェクト」のように、企業による社会貢献活動のことをCSRといいます。Corporate Social Responsibilityの頭文字を取っており、企業が担う社会的責任という意味があります。
CSRには企業イメージや信頼性、ブランド力アップに繋げるという目的もあります。また、顧客や取引先との関係強化だけでなく、従業員のモチベーションアップにも良い影響を与えることができます。大きな企業ほどCSRに積極的に取り組んでいます。
どんな活動をするかは企業によって様々ですが、自社の強みや特性を生かした取り組みが行われているようです。
超有名企業の猫助け
あの超有名企業たちがCSR活動として、猫に関する社会問題に取り組んでいるのでご紹介します。
花王『#とろねこチャレンジ』
「とろけるようにスヤスヤ眠れる猫を一頭でも増やす」ために、眠る猫の写真や映像をSNSに投稿するもの。1投稿につき10円が特定非営利活動法人ランコントレ・ミグノンに寄付され、飼い主募集広告に活用されます。チャレンジ期間は2020年4月30日まで。TwitterやInstagramで「#とろねこチャレンジ」を検索してみてください。時間を忘れて眺めていられますよ。
ネスレ日本『ネコのバス』
ネスレといえばネスカフェが良く知られていますが、「ピュリナ」や「モンプチ」などペットケアに関する商品も展開しています。「ネコのバス」は猫との暮らしを検討できる場所を身近なところにつくりたいとの想いから、バスを改装した移動式猫カフェのような空間を実現。リラックスした雰囲気のなかで譲渡会を行っています。ほかにも、保護猫カフェの運営をサポートする「ネコダスケアンバサダー」やキャットフードの「おすそ分けプロジェクト」など、ペットケアカンパニーならではのCSR活動を行っています。
日産『#猫バンバン』
先に紹介した日産自動車の取り組みです。公式twitterで「寒い季節は猫が入り込んでいるかもしれないから車に乗る前にバンバンしましょう」との投稿が大きな反響を呼び、2016年から「#猫バンバン」が正式にプロジェクト化。非営利のプロジェクトですが、有名人が賛同したことで大きなムーブメントになりました。現在ではライバルの車メーカーにも広まり、小さな思いやりの輪が広まっています。
超有名企業のおかげで保護猫の認知度がアップ
なぜ大企業が保護猫応援を…? といまいちピンときませんでしたが、どの企業からも強烈な猫愛を感じます。また、SNSで拡散されたことで保護猫や野良猫についての認知度がグーンとアップしました。社会に対する影響度の大きさは、超有名企業ならではですね。
猫×SNSはバズりやすい
わんちゃんを散歩させていると、自然と飼い主同士で交流が生まれるものですが、猫ちゃんはお出かけをしません。そのため、我が愛猫の写真をスマホで撮影し、SNSで発信する飼い主さんがとても多いです。
そして、猫ちゃんのかわいい写真には「いいね」がつきやすいです。私もタイムラインに猫ちゃんの写真が流れてきたら、ついつい「いいね」してしまいます。
そんな理由から、猫とSNSの親和性はとても高いといえます。だから、企業の猫をテーマにした取り組みに共感する人が多く、バズりやすかったことも成功の要因だったのではないかと思います。
もっと気軽に参加できる猫助け
企業による猫助けの例はまだまだあります。保護猫の里親になれなくても、もっと気軽に、もっと簡単にできる猫助けがあります。
ショッピングで猫助け
アパレルや雑貨などを取り扱う通販サイト「フェリシモ」では、猫と人とがともにしあわせに暮らせる社会をめざす「猫部」というコンテンツがあります。
オリジナルの猫グッズを企画販売するだけでなく、販売金額の一部が「フェリシモの猫基金」として保護猫の里親探しに充てられています。猫好きのハートをくすぐるグッズが豊富なので、ぜひ公式サイトをのぞいてみてくださいね。
フェリシモ猫部公式サイト:https://www.nekobu.com/
ちなみに、ぽぽねこも毎月の売り上げの一部を公益財団法人どうぶつ基金へ寄付しています。売り上げを伸ばし続けることで、殺処分ゼロに近づけられる。それが私たちの責任ととらえて一生懸命に取り組んでいます。
ぽぽねこ公式サイト:https://corp.poponeko.jp/
まとめ
ざっくりいうと、CSRは企業のPRが目的です。とはいえ、大企業が猫問題の解決に関わってくれるのはとてもいいことです。
保護猫活動にはとにかくお金がかかるので、寄付金が集まりやすくなることもメリットですが、ひとりでも多くの人に保護猫について知ってもらうことが大切なのです。
「寄付金」という直接的な方法でなくても、発信力を活かす、ビジネスノウハウを提供するなど、企業が猫問題解決のためにできることはたくさんあります。
もし、SNSで猫問題に取り組む企業の投稿を見かけたら、シェアするだけでもOKです。それがいつか大きな力になると信じています。
というわけで、今回は「あの超有名企業が積極的に取り組む猫のCSR活動とは【社会貢献活動】」の話をしてみました。
参考になれば幸いです。
では、また。
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