外出自粛で猫の飼い主が在宅ワークするときに気をつけることとは【猫の寝不足に注意】

外出自粛で猫の飼い主が在宅ワークするときに気をつけることとは【猫の寝不足に注意】

新型コロナウイルスの感染拡大対策として、在宅ワークを導入する企業が増えています。

猫の飼い主さんからは「愛猫をなでながら仕事ができるなんて至福!」「いざテレビ会議をしようとすると画面に割り込んでくる…」など、いろんな反応があるようです。

猫ちゃんとしては「あれ?いつもと違うぞ」と敏感になっています。なかには寝不足からストレスを感じてしまう猫ちゃんもいます。

そこで今回は、猫の飼い主が在宅ワークするときに気をつけることについてまとめてみました。

在宅ワークしてると猫が邪魔をする理由

在宅ワークしてると猫が邪魔をする理由

飼い主さんが在宅ワークしようとすると「膝に居座る」「キーボードに乗る」「テレビ会議に映り込む」などの妨害行為をしてしまうのが、好奇心の強い猫ちゃんならではですよね。

Twitterにも猫ちゃんのかわいい妨害行為が投稿されています(在宅ワーク中だけどニヤニヤ眺めています)。

在宅ワークの妨害行為はストレスのサインかも!?

「遊んでほしいのかな?」「私が家にいてうれしいのかな?」と思ってしまうのですが、それは猫ちゃんがストレスを感じているサインかもしれません。

●不安な気持ち
飼い主さんがいつもと違うことをしている、自分以外の何かに集中していると不安を感じる猫ちゃんもいます。

●ジェラシー
大好きな飼い主さんがパソコンをずっと触っていると、猫ちゃんはパソコンに対してジェラシーを感じます。

かといって、過度に構いすぎるのも猫ちゃんにとってはストレスです。在宅ワークをせざるを得ない今だからこそ、猫ちゃんの習性とストレスの関係を考えてみましょう。

猫は1日のほとんどを寝て過ごす

猫は1日のほとんどを寝て過ごす

猫ちゃんは1日のほとんどを寝て過ごしています。猫という呼び名も「よく寝る子」だから「寝子」になったという説は有名ですね。

1日の平均睡眠時間は12〜16時間、子猫や老猫は18時間以上も寝ているといわれています。活動的になるのは、夕方から夜にかけて。飼い主さんが会社に行っている時間はほとんど寝ているでしょう。

猫は単独で狩りをする動物なので、常に獲物にありつけるとは限りません。そのため、狩り以外の時間を寝て過ごすことで体力を温存しているのです。なので、大切な睡眠時間に構われすぎるとストレスを感じてしまいます。

飼い主の在宅ワークで猫もストレスが溜まる

飼い主の在宅ワークで猫もストレスが溜まる

長引く外出自粛や在宅ワークで飼い主さんもストレスを感じているかもしれません。猫ちゃんに癒しを求めたいところですが、猫ちゃんもストレスを感じています。

「平日に家にいると、猫が迷惑そうな顔をするんですよ~」なんて話もよく聞きます。

大切な猫ちゃんのために、猫ちゃんが嫌がることを正しく知っておきましょう。

過干渉NG

群れで狩りをしていたわんちゃんは、どちらかといえば寂しがりやです。しかし、猫ちゃんは違います。単独で狩りをしていたので過干渉を嫌います。自分が甘いたいときにだけ甘えられればいいのです。食事やトイレ、睡眠を邪魔するほど構ってはいけません。

生活の変化はストレス

猫ちゃんは広いスペースを走り回るより、必要最小限のなわばりで過ごすほうが好きです。自分のなわばりをパトロールして、異変がなければ安心します。変化のない生活が好きなので、飼い主さんにずっと側にいられるとストレスを感じているかもしれません。

過剰なスキンシップにイライラ

猫ちゃんはなでられるのが大好きですが、過剰なスキンシップは嫌がります。しっぽをバタバタさせていたり、耳を横に向けているときはイライラしています。

大きな音や知らない人は怖い

猫の聴覚はとても優れているので大きな音が苦手です。また、なわばりを荒らす来客にストレスを感じる猫ちゃんもいます。猫ちゃんにとっては、在宅ワーク中のビデオ会議も「突然なわばりに大きな音を出す知らない人が侵入してきた」くらいの脅威なのです。

アロマじゃリラックスできない

アロマテラピーに使う精油は猫ちゃんの健康に害を及ぼすものもあります。また、香水や芳香剤などの強い香りも、周りのニオイがわからなくなるのでストレスを感じてしまいます。

猫の飼い主が在宅ワークするときの注意点

猫の飼い主が在宅ワークするときの注意点

在宅ワーク中はついつい猫ちゃんを構いたくなってしまうかもしれませんが、ぐっとこらえるのも飼い主さんの仕事です。注意点をまとめると、以下のようになります。

・仕事部屋に入れない
・過度に構わず、いつも通りの時間に遊ぶ
・おもちゃを多めに与える
・おやつを与えすぎない

仕事部屋に猫ちゃんを入れないようにすれば、猫ちゃんが不安やジェラシーを感じず、いつも通りの環境でストレスなく過ごせるでしょう。別室がない場合でも、猫ちゃんから甘えてこない限り、過度に構わないようにします。

猫ちゃんが落ち着かない場合は、おもちゃを多めに与えてもOKです。反対におやつを与えすぎてはいけません。肥満の原因になってしまいます。

まとめ

猫ちゃんが仕事の邪魔をしてくるときは、不安やジェラシーを感じているのかもしれません。そんなときは、作業の前にたっぷりと猫ちゃんと遊んであげるようにしましょう。仕事部屋に猫ちゃんを入れないのもひとつの方法です。

逆に過干渉過剰なスキンシップは、猫ちゃんの寝不足を招き、ストレスを与えてしまいます。猫ちゃんを構いたくなってしまうかもしれませんが、ぐっと我慢することも愛情です。

猫ちゃんの習性を理解し、ストレスを感じさせることなく在宅ワークができるように、適度な距離感を保つようにしましょう。

というわけで、今回は「外出自粛で猫の飼い主が在宅ワークするときに気をつけることとは【猫の寝不足に注意】」についてお話をしてみました。
参考になれば幸いです。

では、また。

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株式会社ぽぽねこ代表取締役。長年、ペット業界に従事。動物愛護団体への寄付を通じて、 猫の殺処分ゼロ活動を支援している。

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