猫の過剰グルーミングの原因と対策と皮膚保護服の使い方【梅雨の時期は要注意】
もうすぐ梅雨。ジメジメした毎日が続きます。
猫ちゃんにとっては「換毛期」。冬毛から夏毛に生え変わる季節です。念入りに毛づくろいをしている猫ちゃんの姿はとってもかわいいですね。
だけど、「過剰グルーミング」が心配です。お腹や足の毛がハゲるほど舐めすぎてしまうことがあるんです。
今回はたくさんの飼い主さんが悩む「過剰グルーミング」の原因と対策についてご紹介します。
猫がグルーミングをする理由
猫ちゃんは1日の3分の2を寝て過ごし、残りの時間の多くをグルーミング(毛づくろい)のために使っているといわれています。
確かに起きている時間は「ペロペロ」「んべっんべっ」と、自分の体をよく舐めていますよね。
なぜ猫ちゃんはグルーミングをするのでしょうか?
健康管理のため
ザラザラとした突起のある舌で自分の体を舐めることで、汚れを取り除き、被毛を清潔に保っています。そうすることで自分の臭いを消し、敵から身を隠しているのです。
また、唾液が蒸発するときの気化熱を利用して体温を下げているといわれています。逆に冬場は被毛をふっくらと整えて、保温効果を高めているそうです。
猫ちゃんのグルーミングは、生きるために必要なことなのですね。
心を落ち着けるため
猫ちゃんはストレスを感じたとき、心を落ち着けるためにグルーミングをします。
「転位行動」というのですが、恐怖や不安を感じたとき、驚いたとき、嫌なことがあったとき、グルーミングをすることで気持ちをリセットしています。
どうやら、子猫時代に母猫から舐めてお世話された記憶=リラックスと認識しているようです。飼い主さんに撫でられたり、ブラッシングされたりするのが好きな子は、ママを思い出しているのかもしれませんね。
「過剰グルーミング」とは
猫ちゃんは強くストレスを感じた場合、心を落ち着けるためにグルーミングをしすぎてしまいます。このことを「過剰グルーミング」といいます。
毛が抜けるほど舐めてしまい、ハゲたり、皮膚を傷つけて出血することもあります。お腹や後足、内もも、お尻、背中などの舐めやすい部分は過剰グルーミングになりがちです。
飼い主さんが見ていないときにやってしまうので、気づいたら「ハゲていた」「出血していた」ということも多いです。
また、通常のグルーミングよりも多く毛を飲み込んでしまうので、毛玉を吐く回数も増え、胃や腸にダメージを与えてしまいます。
・グルーミングの回数が増えた
・同じところばかりを舐めている
・毛玉を吐く回数が増えた
こんな行動があったら「過剰グルーミング」の可能性があります。
猫の過剰グルーミングの原因
猫ちゃんが過剰グルーミングをしてしまう原因を考えてみます。
過剰グルーミングの原因は大きくわけて2つ。ひとつは「皮膚トラブル」、もうひとつは「心因性」によるものです。
皮膚トラブルによる過剰グルーミング
皮膚病やアレルギーなどの皮膚トラブルでも、過剰グルーミングを起こしてしまいます。
特に保護猫の場合、ノミ・ダニ・寄生虫なども多く、かゆみを伴った皮膚トラブルを起こしがちです。
過剰グルーミングによって症状を悪化させてしまうため、皮膚の赤みや脱毛に気づいたら、動物病院を受診するようにしましょう。
心因性による過剰グルーミング
猫の過剰グルーミングの原因のほとんどは心因性といわれています。
猫ちゃんは環境の変化に敏感なので、ちょっとしたことでも不安や緊張、ストレスを感じてしまいます。舐めても舐めても気持ちが落ち着かず、過剰グルーミングになってしまうのです。
環境の変化がストレスの原因に
例えば、こんな環境の変化がストレスの原因になります。
・引っ越しをした
・結婚・出産で家族が増えた
・留守番が増えた
・犬や猫などのペットが増えた
・家具の配置が変わった
・近所で工事をしている
それからもうひとつ、
・元保護猫
ということも考えられます。保護猫にとっては、里親さんの家で暮らし始めるという大きな変化を乗り越えなくてはなりません。
もし保護猫の里親になったら、獣医師の健康チェックを受け、猫ちゃんのペースでゆっくりと環境に慣らしていくことが大切です。
過剰グルーミング対策
皮膚トラブルが原因の場合は動物病院で診察を受けることで解決できます。ストレスが原因の場合、どのようにして過剰グルーミング対策をすればよいのでしょうか。
ストレスの原因をなくす
まず大切なのは、ストレスの元を取り除くことです。猫ちゃんのストレスが何なのか思い当たるものがあれば、できるだけ排除してしまいましょう。ですが、引っ越しや結婚、出産が原因の場合は改善をすることは難しいですね……。
ストレスを発散させる
ストレスの元がわからない場合、ストレスを発散できる環境を用意します。
キャットタワーなどの高い場所、ひとりだけで隠れられる場所など、猫ちゃんがリラックスできる環境も必要です。グルーミング以外で心を落ち着かせられる場所を用意しましょう。
さらに、好みの爪とぎを用意したり、遊びの時間を増やしたり。セルフグルーミングの代わりに、飼い主さんがブラッシングやマッサージをするのも良いと思います。猫ちゃんととことん向き合ってみましょう。
皮膚保護服のすすめ
心因性の過剰グルーミングの場合、すぐに治ることはありません。皮膚の炎症は塗り薬で改善できますが、過剰グルーミングをやめない限り再発してしまいます。
エリザベスカラーをつけるという手もありますが、行動が制限されてしまうので、かえってストレスを感じさせてしまいます。
そんなとき、おすすめしたいのは「皮膚保護服」です。服を着せてみて、少しずつ舐めるクセをやめさせていく作戦です。
服といっても、着ぐるみや装飾の多いものはNGです。猫ちゃん専用の「皮膚保護服」なら、着たまま食事もトイレもでき、やさしく被毛や皮膚を守ることができます。
ぽぽねこでは、猫ちゃんの過剰グルーミングに悩む飼い主さんのために皮膚保護服を開発しました。こだわりと愛とやさしさをふんだんに詰め込んだオリジナルアイテムです。
服に慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、何をやってもダメだったとお悩みの方にはぜひお試しいただきたいです。
皮膚保護服について詳しくは以下のページをぜひご覧ください。
ぽぽねこ公式オンラインショップ
【獣医師推奨】猫に優しい猫服 皮膚保護服 キャットプロテクションスーツ
まとめ
猫ちゃんの過剰グルーミングにお悩みの飼い主さんはとても多いです。
「なぜかハゲてしまって困っている」「目を離すと毛をむしっている」とご相談いただくこともあり、動物病院へ通ったり、ごはんを変えたり、とても苦労されています。
なかにはご自分を責めてしまう飼い主さんもいらっしゃいました。
過剰グルーミングしてしまう猫ちゃんと飼い主さんをサポートしたい。ぽぽねこの皮膚保護服は、そんな熱い想いを込めて送り出しています。
いちばん大切なのはストレスの元を取り除き、グルーミング以外でストレス発散してもらうことです。せっかく出会った家族ですから、猫ちゃんと二人三脚で解決策を見つけていきましょう。
というわけで、今回は「猫の過剰グルーミングの原因と対策と皮膚保護服の使い方【梅雨の時期は要注意】」の話をしてみました。
参考になれば幸いです。
では、また。
ぽぽねこ公式オンラインショップ
【獣医師推奨】猫に優しい猫服 皮膚保護服 キャットプロテクションスーツ
この記事へのコメントはありません。