猫の家庭内に潜む8つの危険【家庭内事故リスクから猫を守る】

猫の家庭内に潜む8つの危険【家庭内事故リスクから猫を守る】

完全室内飼いの猫ちゃんでも、家庭内でケガをする可能性はゼロではありません。

猫ちゃんは好奇心旺盛で、身体能力の高い生き物です。そのぶん、家庭内事故のリスクも高くなります。

今回は猫の飼い主さん必見の「家庭内に潜む8つの危険」について解説します。

気をつけたい猫の家庭内事故1:首吊り

気をつけたい猫の家庭内事故1:首吊り

猫ちゃんに首輪をつけている飼い主さんも多いと思いますが、この猫の首輪による事故はとても多いのです。

首輪がカーテンレールや家具にひっかかってしまうと、猫首輪が猿ぐつわ状態や首吊り状態になってしまい、最悪の場合は死に至ってしまいます。

猫首輪による家庭内事故を起こさないためにも、負荷がかかると外れるセーフティ機能付きの留め具を使った猫首輪を選ぶようにしましょう。ひもやリボンを猫首輪にするのはおすすめできません。

気をつけたい猫の家庭内事故2:誤飲

気をつけたい猫の家庭内事故2:誤飲

小さなおもちゃは、飲み込んでしまうと窒息の危険があります。また、人間の薬やサプリメント、アクセサリー、ボタン電池、ひもなどの誤飲にも注意を払わなければなりません。

出しっ放しにせず、猫ちゃんの手の届かないところへしまっておくようにしましょう。

食べ物・植物による中毒に注意

人間には問題のないものでも、猫ちゃんが口にすると中毒を起こすものがあるので気をつけましょう。

●タマネギ・ネギ・ニラ・ニンニク
●チョコレート
●アボカド
●生の魚介類
●生の豚肉
●植物(ユリ・スイセン・スズラン・チューリップ・ポインセチアなど)

気をつけたい猫の家庭内事故3:やけど

気をつけたい猫の家庭内事故3:やけど

料理をしていると、猫ちゃんがコンロに飛び乗ってくることがあります。ガスコンロの火、IHヒーターに触れるとやけどの危険があります。

料理中はキッチンに入れないことがいちばんですが、難しい場合はコンロの周りをガードで囲うなどの安全対策をしましょう。

炊飯器やポットなどの熱い蒸気が出る家電にも注意が必要です。

キッチンは危険だらけ

キッチンは食材を扱うところなので、猫ちゃんの誤飲や誤食の危険があります。ゴミ箱にはきちんと蓋をし、食材を放置しないようにしましょう。

気をつけたい猫の家庭内事故3:お風呂で溺れる

気をつけたい猫の家庭内事故3:お風呂で溺れる

浴槽の水を飲んだり、風呂蓋に乗ってくつろぐのが好きな猫ちゃんもいますが、お風呂場で溺れるという家庭内事故も多いです。

浴槽はとても滑りやすいので、落ちてしまうと登ってこれません。

お風呂場に入れないように施錠する、お風呂のお湯は必ず抜くなど、徹底した安全管理が必要です。

洗濯機も危険

洗濯槽のなかに猫ちゃんが潜ってしまい、気づかずに洗濯機を回してしまう……という事故も考えられます。洗濯機の蓋は閉めておくようにし、使う前に中を確認するようにしましょう。

気をつけたい猫の家庭内事故5:感電

気をつけたい猫の家庭内事故5:感電

電化製品のコードで遊んだり、かじったりするのが好きな猫ちゃんもいます。なかにはコンセントを抜く遊びが好きな猫ちゃんも……。

電気コードやコンセントプラグは感電の危険があります。電気コードやコンセントプラグは感電の危険があります。

電気コードはなるべく隠すか、カバーを付けるようにし、コンセントプラグにはセーフティーガードをつけることで感電による事故を防げます。100円ショップやホームセンターで買えるので、すぐに対策ができます。

気をつけたい猫の家庭内事故6:せまい場所に挟まる

気をつけたい猫の家庭内事故6:せまい場所に挟まる

猫は狭くて暗い場所が大好きですよね。テレビや冷蔵庫の裏、家具の隙間などに入り込んで挟まってしまい、もがくうちに体が強く圧迫されて、窒息する事故も発生しています。

家電や家具の後ろには隙間を作らないようにするか、侵入防止のガードを置くようにしましょう。

ドアの開閉にも要注意!

猫が足元にいるのに気づかずにドアを閉め、体やしっぽを挟んでしまうことがあります。

ドアを開閉する際は、猫ちゃんがいないか確認するようにしましょう。猫は足音がしない動物なので、首輪に鈴を付けておくと居所を把握できます。

また、近頃の住宅は高気密仕様になっているため、どこかのドアを開け閉めすると、別の場所のドアが勢いよく閉まってしまうこともあります。ドアストッパーなどを使用すると安心です。

気をつけたい猫の家庭内事故7:飼い主が踏んでしまう

気をつけたい猫の家庭内事故7:飼い主が踏んでしまう

猫ちゃんが布団や毛布、ソファーのクッションの下に隠れていているのを知らずに踏んでしまう……そんな事故も想定されます。

骨折や内臓に大きなダメージを与えてしまうので大変危険です。

痛ましい事故を防ぐためにも、床に毛布を置かない、布団は畳んでおく、ソファーに勢いよく座らないなど、生活習慣を見直してみるようにしましょう。

気をつけたい猫の家庭内事故8:脱走

気をつけたい猫の家庭内事故8:脱走

猫ちゃんの「脱走」は飼い主さんが最も不安に感じているお悩みです。

猫ちゃんは脱走名人です。ちょっとの隙を狙って、玄関ドアや窓などから外に出てしまうことがあります。

室内飼いの猫ちゃんにとって、外は危険がいっぱいです。交通事故、ケガ、感染症のリスクがあるので、柵を設置するなど脱走させない住環境を整えましょう。

万が一のために救急病院を調べておく

万が一のために救急病院を調べておく

どんなに気をつけていても、猫の家庭内事故は起こってしまいます。万が一のときに慌てないように、信頼できる動物病院を見つけておきましょう。

また、夜間や休日でも診察してもらえる動物の救急病院を知っておくと安心です。迷子サポートPetiesが提供する「夜間・救急動物病院マップ」で調べることができるので、連絡先をスマホに登録しておきましょう。

すぐに移動できるように、普段からキャリーバッグやケージに慣らしておくことも大切です。

3種の神器で迷子対策

3種の神器で迷子対策

愛猫が脱走してしまったら、交通事故の危険があります。最悪の場合、保健所や動物愛護センターに収容され、飼い主のいない猫として殺処分されるケースもあり得ます。

脱走させないように対策することはもちろん、「3種の神器」で迷子対策をしておきましょう。

猫首輪
迷子札

上記の3つを猫ちゃんの身につけておけば、脱走して迷子になったときでも安心です。

猫首輪は猫ちゃんに負担をかけず、負荷がかかると外れるものを選びましょう。首輪に迷子札をつけておけば、迷子になったときに連絡がもらえます。

また、鈴をつけておけば居所がわかりやすくなります。玄関ドアや窓からの飛び出しを防ぐこともできます。

猫首輪をつけるときは、猫ちゃんの体に負担が少なく、安全なものを選んでほしいと思っています。

ぽぽねこでは、猫ちゃんのためを想ったやさしい猫首輪を作っています。ぽぽねこの公式オンラインショップで「3種の神器」を購入することができるので、ぜひ見てみてくださいね。

ぽぽねこの公式オンラインショップを見てみる

まとめ

「完全室内飼いの猫だから安心」と思い込まずに、家庭内だから起こる想定外の事故への備えは必須です。

外出が制限されている今こそ、ケガの原因になりそうなところをチェックしておきましょう。

ケガに備えて動物の救急病院の連絡先を控えておくと、いざというときに慌てずに済みます。また、迷子対策として「猫首輪・迷子札・鈴」を身に付けておくと帰還の可能性がぐんと高くなります。

今回ご紹介した8つの危険以外にも「こんな猫の家庭内事故があった」というエピソードがあれば教えてください。

というわけで、今回は「猫の家庭内に潜む8つの危険【家庭内事故リスクから猫を守る】」の話をしてみました。
参考になれば幸いです。

では、また。

 

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株式会社ぽぽねこ代表取締役。長年、ペット業界に従事。動物愛護団体への寄付を通じて、 猫の殺処分ゼロ活動を支援している。

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